カフカズ・ロック/ ニーチェズ・ポップ

KAFKA'S ROCK / NIETZSCHE'S POP

​~メンバーによる全曲解説~

 DISC 01 

KAFKA'S ROCK

​カフカズ・ロック

1. ラッキーさん

実家の2軒隣に2歳年上のお兄さんがいて、小学生の頃、何かと一緒に遊んでいただいてた。というか、面倒を見てもらっていたわけである。

40年以上も昔の私の田舎では地区のつながりが非常に強く、小学生の男子はたいてい1年生から6年生までよく一緒に動いていた。要は小さい子の面倒を大きい子が見ているのである(笑)

かく言う私もそんなわけで面倒を見ていただいていたわけだ。

当時はそんな田舎でさえ、小学生が歩いて行けるような場所に駄菓子屋があり、当時10円とか30円とかの小遣いを持って駄菓子屋さんへ向かう事も割とあった。

そういった駄菓子屋さんにはたいてい5円とか10円で引くことのできる「くじ」があり、幼いCOU少年も果敢に挑戦をするのであったが、結果は「80~100等」と書かれた場所に入っている2cmくらいの車の形をしたプラスチックだったり、ガム一個だったり。

しかし、いつも一緒に遊んでくれていた2つ上のお兄さんのくじ運の強いことと言ったらこの上なく、いつでも30cmくらいある空気鉄砲(のようなもの)や、ものすごい量が入っている駄菓子セットなるような、

1~3等にあたるくじを引き当てるのである。いつもあまりに差が出るので、しばらくしてからはそのお兄さんと一緒にいるときにはくじを引かなかったと思う(笑)

その後、このお兄さんが3億円当てたとか6億円当たったとかという話は聞かないが、お幸せに暮らしていらっしゃるので、ラッキーさんはこのくらいがよいのかもしれない。

私は、一度くらい1等を引き当てたいので、今度のこのアルバムが売れ少しお金が入ったら、西日暮里の駄菓子問屋にでも行って「くじ」のセットを大人買いしようと思っている。100等も出てしまうが、1等も外さないはずだ!!

みなさん、駄菓子のためにもCDの購入をよろしく頼む。【コウ】

2.カフカズ・ディック

3. 城

城と言えば大多喜城(オオタキジョウ)、千葉県は南房総、夷隅郡大多喜町にある城です。

いすみ鉄道が走り、 今も田園風景が残る素敵な場所です。そして、 コウの故郷の隣町です。

大多喜と言えば、高校3年の時、NHKのど自慢に出場した思い出の場所でもあります。

これは本当の話です。

予選出場が決まり、時間内にサビまで歌えるように、コウに譜面作成を頼みました。

見事予選通過!そして、日曜日の放送に・・・。参加する事に意義があります!

当時の私は、アイパーで、ホークⅡにヨシムラの集合。

ベースはウエスト・ミンスターのリッケンのコピーモデルでした。【クボブリュ】

4.知恵の輪プレゼント 

5. 100年

「待ってるぜ〜♪」と言えば石原裕次郎ですが、歌う銀幕スターの最高峰は小林旭なのは言うまでもありません。多くの歌う俳優が早逝しましたが小林旭は今も現役、そしてそのジャンルの幅広さは他の追随を許しません。

 その彼が「アキラ」という役名で出ていた映画が『仁義なき戦い(3〜5)』。四字熟語や諺(ことわざ)を駆使するインテリヤクザぶりがカッコ良すぎるのである。 【シウ】

6.墓石と黴菌

黴菌といわれればもちろんバイキンマンであるが、正直アンパンや食パンの対立軸にバイキンがいるというのがどうも想像がつかず、しかもバイキンマンの相方(といっていいのか?)のドキンちゃんに至っては、てっきり土足厳禁の土禁だとばかり思っていたため、黴菌どころかきれい好きじゃないか!!とさえ感じていたのである(笑)

これは房総出身という土地柄からか、周りのイカシタ方たちの車がシャコタンで車内が土足厳禁だったりしたためで、ドキンといえば土足厳禁としか思いつかなかったためである。また、私の父の話も頭にあったためかも知れない。

私の父はただの車好きだったが、車好きと暴走族系の方の車に対する思いは一緒で、違うベクトルから同じような改造に至ってしまうのである。

父親は「制動距離が短くなる」と言ってはかなり幅の広いタイヤに変えてしまい、「エアコンの効きが違う」と言ってはスモークガラスにしてしまった。

その中で車をきれいに使いたいということから提案された「土足厳禁」もあったが、それは母親から発せられた「面倒くさい」の一言により却下されてしまった。

どうしても土足厳禁にしてみたかった父は運転席だけ土足厳禁にするという、はなはだ自己満足な結果に落ち着いた。

バイキンマンとカタカナで書くと、なんとなくまだ弱い感じもして愛すべきキャラにも感じるが、黴菌男と漢字で書かれた場合にはなかなか強力なキャラとなりそうである。【コウ】

7. 世界

有頂天の特徴がよく表れている美しい曲です。もともとデモ曲の段階では、曲中通してストレートな曲調でしたが有頂天アレンジが加わりこのような曲に変身しました。今後 有頂天を代表する一曲になりそうです。

そして演奏練習される方へ・・・

後半の長調に入ってからのハチキレ度に注意しましょう。ひとつ、ひとつの音を大切に あせらず、繰り返し練習してみてください。世界が見えてくるはずです。【ジン】

8. 知恵の輪ブレイクアウト

京都府丹後半島に、日本三景天橋立(あまのはしだて)があります。

隣接する智恩寺は、「三人寄れば文殊の知恵」で親しまれている日本三文殊の一つです。

そこには「知恵の輪」と呼ばれる石灯籠があります。3回くぐると文殊の知恵を授かるそうです。

それでは、3回聞いてください。【クボブリュ】

9. monkey's report(ある学会報告)

この曲が新生有頂天のミュージックビデオ第二弾となった。古屋あきさ氏によるアニメーションで、完全に歌詞とリンクしている。ご存知の通り、冒頭と間奏のナレーションを担当しているのはクボブリュである。なので私にはアニメのテング猿がクボブリュにしか見えない。

 3番は合唱になっている。KERAが客席にマイクを向けたら「一緒に歌おう」のサインである。     【シウ】

 DISC 02 

​NIETZSCHE'S POP

​ニーチェズ・ポップ

1. 幽霊たち

ここらで真面目な解説もしよう。

この曲は単純なメロディーの繰り返しである。それをコード進行や対旋律で多彩な表情を引き出している。前作のlost and foundでは不採用だったボーカロイドを今作では随所に使っている。分かる人には分かると思うが、この曲で歌っているのは初音ミクv4。動画クリエイターの方は幽霊のミクちゃんでお願いしますw

さて、この曲は「Bye-Byeのような曲を」と思って作り始めたのだが…。私のPCモニターにはTVチューナーが入っているので、よく画面の隅に放送中の番組を映しながら作業している。目から入る刺激は強いようで様々な誘惑に負けて脱線してしまうのである。結果、Bye-Byeとは似ても似つかない曲となった。因みに見ていたのはレベッカのライブです。この曲をNOKKOが歌っているのを想像してみて下さい。【シウ】

2.懐かしさの行方

3. ロコモーション

まさか、これをカバーするとは!

ロック・バンド、グランド・ファンク・レイルロードもカバーしている有名な曲です。

オリジナルは、1962年リトル・エヴァ。私の生まれる前年に発表。作曲はあの、キャロル・キング。

しかし、我々のバージョンは、どうした事か大胆なアレンジを加え過ぎて、再現性が怪しくなっています。

皆様におかれましては、カモンベビー・ドゥー・ザ・ロコモーションと大合唱で決めて欲しい!   【クボブリュ】

4. Not Departure

わかるひとには わかると思いますが この曲 Vo、はコウさんです。

イレギュラーを好む人種の私たちにとって、パートが変わると 燃えます。

コウさんヴォーカルの曲、ライブではかなり燃えます。ブリュの語りとか。それなら、もっと変えてもいいのでは?ブリュがVo、シウがVo、私(ジン)がVo?

コウさんの場合、歌はかなり上手い、演奏もおろそかにしない。もしジンだったら・・・、と ダメ出しがでるのではないか。ライブの時は口パクにしようか?ドラムは誰かに叩いてもらおうとか・・・次のアルバムでは自分が歌うために曲を創ろうと思います。

次のアルバムって、いつ出るのだろう。

ということで ただ今より制作中になりました。【ジン】

5. 箱(永劫回帰)

シンセサイザーのシーケンスからはじまるこの曲。壮大な曲が始まる予感。ドラム、ベース、ギターが加わり曲の向うところが見えてくるかと思いきやバラバラに聞こえる。有頂天らしい。歌部分に入り、やっと落ち着く。ドラムとベースは多彩かつ変則的な他の有頂天サウンドにくらべると極めてオーソドックス、複雑なノリではなく、あくまでポップスだ。

この曲で印象的なのはシンセ。パーカッシブ、シーケンス、ストリングスと時間的に変化をさせ、後半部に複雑に絡みあっていく。このあたりの技法はシウさん、さすがです。

あと注目はギターソロ。これは推測ではあるがボトルネック奏法という演奏方法で録音されたようだ。このソロのため曲中 ボトルネックを指に はめ続けなければならないだろう。指の筋力アップが必要ではないかと心配。指立て伏せ とかやるのかな? とにかく 素晴らしく有頂天らしい曲に仕上がっています。【ジン】

6. コレカラノヒト

コレカラノヒトの解説を書こうとして入力を始めたところ、ふと頭をよぎった。

今まで「これからの人」と漠然と考えていたのだが、「これからの日と」かもしれないと考え始めた。いやケラのことだ、そんなことはたぶん織り込み済み、あたりまえかもしれぬ。

でもまぁ、「これからの人」も「これからの日と」も、未来のことであるのでまだどちらでも大きな意味では同じと考えられるが、「これ唐の人?」となると話は違ってくる。昔の中国の話だ。当然、ライブにおける私たちの気構えも変わろうというものだ。しかも「唐の人?」と聞かれているくらいなので、きっとその裏には壮大な人間ドラマがあり、きっと唐の人とは気が付かれないようにいろいろと苦労しながら暮らしていて、とてつもないドラマが待ち構えているのである。

ケラは戯曲家でもあるので、大河ドラマあたりを意識しているのかもしれぬ。いや、きっとそうに違いない!!

いや、待て!是永さんや唐橋さんという方もいるくらいなので、「是唐さん」もいるのかもしれん。いや、きっといるに違いない!

となるとこの曲は「是唐 乃人」という男の半生記になっているのかも知れぬ。ジュンスカには呼人がいたし、ミンクリ(HIGH-LOWSでもいいけど)には先人がいた。乃人もいるに違いない!!

いやいや、これはもしかしたら「これか?ラのヒット」と、ラから始まる曲のヒットを予感しているのかもしれない。と思ったが、メロディの最初はレ#(笑)。これは違った。

いや、これがもし「これ!空(カラ)の人」だったとすると、まるで、悟りを開いた禅宗の僧侶にでも呼び止められている男の話のようではないか。

これかもしれない。いや、きっとそうだ。やはりケラが大河ドラマを狙って書いた詩に違いない!!    【コウ】

7. ニーチェズ・ムーン